縁起野菜のいろいろ

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明日から師走、今年も残すところあとわずか。ちょっと気が早いですが、新年を迎えるにあたって縁起野菜をご紹介します。野菜は古くから縁起物の食材として利用され、おせち料理を見てもわかるように、古(いにしえ)の日本人は料理を通じて幸せと繁栄を願ってきたのです。そのいくつかを紹介いたします。

【牛蒡(ゴボウ)】

ゴボウは地中深く根を張ることから「一家が地にしっかり根を張って永遠に安泰になる」ということを指し示しています。また黒い色をしているので「魔除け」という意味もあります。「ゴボウ抜き」という言葉があるように、土から一気に抜き取る様が「一気に成長する」「ジャンプアップする」というイメージに通ずることから、ゴボウは「成長」と「安泰」を象徴する縁起野菜です。

【蓮根(レンコン)】

レンコンを輪切りにすると穴が多数空いていることから「先を見通すことができる」「先見の明」の証しとして、正月のおせち料理にも用いられています。諸説によると、インド(紀元前3,000年)では宗教的に意味のある花として、蓮の花が観賞用としても栽培され、仏様のいる極楽の池にある花といわれ宗教画に良く描かれるなど「けがれのない植物」とされています。またレンコン本体(親)のふくらみの下にまたふくらみが出来(子)、さらにその先に芽(孫)が連なることから、「親、子、孫と連なる」「目(芽)が出る」⇒「成功する、繁栄する」という連想で、「繁栄」と「未来」を象徴する縁起野菜とされています。

【慈姑(クワイ)】

レンコン同様に、「大きな芽が出る」「必ず芽が出る」「立派な芽が出る」という様から縁起物とされ、こちらも昔から正月のおせちに使われます。地下茎の先端に芽のついた状態が、慈悲深い女性が子供に乳をあげている姿ににていることから「子宝繁栄」を意味する縁起物ともいわれています。

【大根(ダイコン)・人参(ニンジン)】

ダイコン(白)とニンジン(赤)で紅白を表すことで、代表的な縁起物とされています。「紅白のなます」のレシピを見てもわかるように、お祝いの水引のように祝いの席に並べられる料理の代名詞となっています。また「平和」を願う象徴的な縁起物とされています。

【里芋(サトイモ)】

関西方面では小芋(子芋)ともいい、親芋になると根元に小芋がたくさん出来ることから「子宝に恵まれる」といわれる縁起物です。子だくさんを願う催事などによく使われる里芋ですが、さらに里芋の中でも高級品として知られている「海老芋」という芋があります。この海老芋は京野菜の一種で「京芋」とも呼ばれ、よく締まった粉感の肉質に強い粘り気、優れた風味にほんのりとした甘みに加え、煮ても煮崩れせず色も変化しないことから高級食材とされています。

【蜜柑(ミカン)】

ミカン⇒橙(だいだい)色⇒家が代々(だいだい)繫栄する、という語呂合わせで縁起物とされています。また橙の実は赤みを帯び完熟状態となっても、決して落ちることなく次の年にはまた新しい実が生まれることから「再生」「復活」「高い生命力」を意味し、「長寿と親子代々をつなぐめでたいもの」とされています。正月の鏡餅の上にミカンを一個乗せる意味は、代々の「繁栄」と「家族全員みな元気に」という願いが込めてられているのです。

いかがですか?縁起野菜の意味を知れば、これらの食べ物も一味違った味に感じること間違いなしでしょう!

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