隠語で楽しむ青果市場

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それぞれの業界にはそれぞれの隠語があってとても面白いです。単純に略すための隠語から、目的を持って発展した隠語まであり、それはそれはオリジナリティにあふれ、独自に発展した世界です。

その一例をご紹介しますと、例えば金融機関では、「1本、ザブトン」は、1本は帯封された万札(つまり1000万円)のこと、ザブトンはそれが10個つまり1億のこと。「日本茶」怪しいお客、迷惑なお客、クレーマーのこと。

例えばタクシー業界では、「工事中」は、警察の取り締まりのこと。無線で「○○交差点付近で工事中」と言ったりします。「忘れ物」は、緊急事態のこと。「大きな忘れ物」といえば事件の犯人のことで、「鞄の忘れ物」といえば不審者の乗車のこと。

例えばデパート業界では「川中様」は、万引き客のこと。スタッフ同士で「あそこのお客様は川中様です」と言い合うらしいです。「五八様」は、嬉しい客、ありがたい客のこと。

例えば女子高生業界(?)では「Aボーイ」は、アキバ系の男子で「MK5」は、マジ切れ5秒前!

青果市場など取引市場でも数量を独特の隠語で呼びますので、これも実際に行って聞いてみますととても面白いです。

数字では…。
「1」チョン
「2」ブリ
「3」ゲタ
「4」ダリ
「5」ガレン
「6」ロンジ
「7」セイナン
「8」バンド
「9」ガケ
と言います。

たとえば「12」のことをチョンブリというのです。初めて聞く人には「何語?」と思うかもしれませんが、それが独自の味わいと雰囲気を出している言葉でもあることから、市場に欠かせない呼び声となっています。きっと市場は広いスペースにフォークリフトやトラックが動き回り、あちこちでセリが行われている活気のある場所ですので、雑音が多い中で聞き間違いが起こることを防ぐために隠語を使い始めたと思われます。だって「イチ」と「シチ」と「ハチ」などは普段使いでもが聞き取りにくいですよね。だからでしょう、聞き比べてみるとこの隠語であればまず聞き間違えるリスクはないといえます。長い歴史の中で培われてきた先人たちの知恵と言えるでしょう。全国の市場では年末年始など一般向けに見学ができるところもあるようなので、調べてみて実際に隠語を聞きに行ってみるのもいいかもしれませんよ。

野菜と果物、業界隠語についてはLinkballに何なりとお尋ねください。