建国記念日→生姜!?→お箸!?

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今日、2月11日は建国記念日。この建国記念日は我が国日本の場合、実際の建国日が歴史上明確でないため、日本神話に登場する初代天皇の神武天皇が即位した日が現在の新暦に換算すると2月11日であることからこの日を「紀元節」とし、明治になってから建国記念日と制定されたのです。ですので、この日は全国の神社で「紀元祭」が行われます。また昨年平成28年(2016年)4月3日には神武天皇が橿原宮で崩御されてから2600年の式年にあたることから、即位二千六百年として橿原神宮では大祭も行われ食事もふるまわれました。

ところで青果を扱う私たちですので、神武天皇の時代の頃、果たして野菜や果物は食されていたのだろうか?と素朴な疑問が湧き上がってきましたので、早速調べてみました。結果、当然のことながら自然の恵みである野菜や果物、そして魚介類などを食していたのは想像通りでしたが、面白かったのが生姜といった香味野菜を食していたという記録があったのです。医療技術も発達していない時代でしたので、生姜を食べて食欲促進や胃腸バランスの調整といったようにどうやら薬の代役として利用されていたようです。

この生姜、春に種生姜を植えて秋に収穫する香味野菜のひとつです。一般的に流通している「生姜」とは、実は前年の秋に収穫して貯蔵してある「根生姜」のことです。根生姜は別名「古根生姜(ひねしょうが、ふるねしょうが)」とも呼ばれ、収穫後に2ヶ月以上保管されてから出荷され、皮が堅く、繊維質も多めで、辛味が強いのが特徴です。

話は神武天皇以降のことですが生姜のほかにも、ワサビ、唐辛子、山椒、しそ、胡麻、三つ葉、乾姜(ジンジャー)、丁字(グローブ)、肉経(カシア)、胡椒(ペッパー)といった香辛料もかなり古い時代から利用されてきたという事がわかりました。これらの香味野菜は、食料の保存や抗菌、消毒、虫よけといったまさに生活の知恵を自然の恵みの中から本能的に知り、それを上手に利用してきたのです。我々の祖先である先人たちの叡智と言えるでしょう。

更に面白いのが、日本の食文化を支える「お箸」のルーツがこの神武天皇と密接に関係しているという事実があったのです!古事記や日本書紀に登場する神武天皇は、その中の記述に神武天皇が山奥で食事をした際、近くの木の枝を折ってそれを使って食事を取り、食べ終わったらそれを折って自らの穢れを清め捨てたという説話があり、これが今で言うところの「割り箸」であり、すなわち「お箸」の発祥らしいのです。

お箸は中国から伝来してきたという説もありますので、確かなところはわかりませんが自分で調べていても「へぇ~」と思わず唸ってしまった瞬間でした。いずれにせよ、神武天皇が木の枝を折って「箸」として野菜や果物を食べていたであろうシーンを想像するだけで、古えのロマンと歴史魂がかきたてられます。現代でもこの時期の生姜は冷えた身体を温める効果が抜群に高い野菜でもありますので、是非口にしたい食材ですね。

生姜のほかにも野菜でできる冷え性対策がありますので以下のリンクをご参考に。
http://linkball.jp/news/199/

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